Home > ブログ > 前歯がひらいている

2025.07.12

前歯がひらいている

愛知県名古屋市瑞穂区のルクス歯科・矯正歯科 瑞穂院

歯科医師 院長 伊藤聖将です。

開咬は、上下の前歯が閉じたときに接触しない状態を指します。この状態が続くと、食事や発音に支障をきたすだけでなく、顔貌にも影響を及ぼすことがあります。今回は、開咬の原因や症状、治療法について詳しく解説します。当院では、患者様一人ひとりに合わせた最適な治療プランをご提供しておりますので、ぜひ参考にしてください。

〈 目次 〉

1.  開咬とは?

2.  開咬の原因

3.  開咬の症状と影響

4.  開咬の診断方法

5.  開咬の治療法

6.  開咬治療のメリットとデメリット

7.  まとめ

開咬とは、口を閉じたときに上下の前歯が接触しない歯列不正の一種です。通常、前歯は接触し合って食べ物を噛み砕きますが、開咬の場合、その接触がないため、食事中に食べ物が落ちやすくなります。また、発音にも影響を与え、「s」や「th」の音が不明瞭になることがあります。開咬は、見た目にも目立つため、患者様の自信や心理面にも影響を及ぼすことがあります。当院では、開咬の早期発見と適切な治療を行うことで、機能面だけでなく、見た目の改善も図ります。

開咬の原因は多岐にわたります。主な原因としては以下のようなものがあります。

1. 遺伝的要因:家族に歯列不正の傾向がある場合、開咬になるリスクが高まります。

2. 口呼吸:子供の頃から口呼吸を習慣化すると、顎の発育に影響を与え、開咬を引き起こすことがあります。

3. 長期間の悪習慣:指しゃぶりや長期間のおしゃぶり使用は、歯並びに悪影響を与え、開咬の原因となります。

4. 咬合外傷:事故や外傷によって歯や顎に損傷を受けた場合、正常な咬合が妨げられることがあります。

5. 不適切な義歯や装置の使用:適切に調整されていない義歯やブリッジの使用は、咬み合わせを乱し、開咬を引き起こす可能性があります。

これらの原因を理解することで、予防や早期治療が可能となります。当院では、患者様の生活習慣や家族歴を詳しくカウンセリングし、適切な治療プランを提案します。

開咬の主な症状には以下のようなものがあります。

1. 食事中の困難:食べ物が前後の歯間を通過しやすいため、食事中に食べ物が落ちやすくなります。また、特定の食材を噛みにくく感じることがあります。

2. 発音障害:特に「s」や「th」といった発音が不明瞭になることがあり、コミュニケーションに支障をきたす場合があります。

3. 顔貌の変化:開咬が進行すると、顔のバランスが崩れ、下顎が突出して見える「オーバージェット」や「プロジェクション」といった顔貌の変化が現れることがあります。

4. 歯や顎への負担:不正な咬合により、特定の歯や顎関節に過度な負担がかかり、頭痛や顎関節症の原因となることがあります。

5. 心理的影響:見た目の変化や発音の問題から、自信を失ったり、社会的な場面での不安を感じることがあります。

これらの症状が現れた場合、早めに歯科医師に相談することが重要です。当院では、症状の程度に応じた最適な治療法をご提案し、患者様の生活の質を向上させるサポートを行います。

開咬の診断は、歯科医師による口腔内の視診と咬合検査を中心に行われます。具体的な診断方法は以下の通りです。

1. 視診:口を開閉した際の歯の接触状態を確認します。開咬がある場合、前歯が接触しないことを確認できます。

2. 全身的な健康チェック:口呼吸などの習慣や、指しゃぶりなどの悪習慣の有無を確認します。

3. レントゲン検査:顎の骨格的な問題や、歯の位置異常を詳しく調べるために、X線検査を行います。

4. 咬合分析:専用の装置や模型を用いて、咬み合わせの詳細を分析します。これにより、どの歯がどの程度開いているかを正確に把握できます。

5. 顎関節の評価:顎関節の動きや機能をチェックし、咬合不正が顎関節に与える影響を評価します。

これらの診断を通じて、開咬の原因や程度を正確に把握し、それに基づいた治療計画を立てることが可能となります。当院では、最新の診断機器を使用し、精密な診断を行っています。

開咬の治療法は、原因や患者様の年齢、症状の程度によって異なります。主な治療法は以下の通りです。

1. 矯正治療:特に成長期の子供や若年者には、矯正装置を用いて歯並びや咬合を改善します。ブレースやインビザラインといった透明な矯正装置も選択肢の一つです。

2. 外科的治療:骨格的な問題が原因の場合、外科的手術が必要となることがあります。これは、歯の移動だけでは改善が難しい場合に選択されます。

3. 歯科補綴:接触がない歯に補綴物(クラウンやブリッジ)を装着することで、食事中の機能を改善します。

4. 顎関節治療:顎関節の不調が原因の場合、顎関節のリハビリテーションや専用のマウスピースを使用して、関節の機能を回復させます。

5. 習慣の改善:口呼吸や指しゃぶりなど、悪習慣が原因の場合、それらを改善するための指導や治療を行います。

治療法は、患者様個々の状況に応じて最適なものを選択します。当院では、最新の治療技術を取り入れ、痛みや負担を最小限に抑えつつ、効果的な治療を提供しています。

開咬の治療には、多くのメリットといくつかのデメリットがあります。以下にそれぞれを詳しく説明します。

◎メリット

1. 食事の改善:咬合が正常になることで、食事がスムーズに行えるようになります。食べ物が落ちにくくなり、栄養摂取が向上します。

2. 発音の改善:発音が明瞭になり、コミュニケーションが円滑になります。

3. 見た目の向上:歯並びや顔貌が整うことで、見た目の自信が向上します。

4. 顎関節の健康維持:正しい咬合により、顎関節への負担が減少し、顎関節症の予防につながります。

5. 全身の健康維持:口腔の健康は全身の健康とも関連しているため、正しい咬合は全身の健康維持にも寄与します。

△デメリット

1. 治療期間が長い:特に矯正治療や外科的治療は、数ヶ月から数年にわたることがあり、時間的な負担がかかります。

2. 経済的負担:治療費が高額になる場合があり、経済的な負担が増えることがあります。

3. 治療中の不快感:矯正装置の装着や調整に伴い、口内の不快感や痛みを感じることがあります。

4. リスク:外科的治療には感染や合併症のリスクが伴います。また、矯正治療中に歯や歯茎に影響が出ることもあります。

5. 継続的な管理が必要:治療後もリテーナーの装着など、継続的な管理が必要となります。これを怠ると再発のリスクがあります。

治療を決定する際には、これらのメリットとデメリットを十分に理解し、歯科医師と相談の上で最適な選択をすることが重要です。当院では、患者様一人ひとりに合わせた治療プランを提案し、メリットを最大化しつつ、デメリットを最小限に抑えるよう努めています。

開咬は、食事や発音に支障をきたすだけでなく、見た目や心理面にも影響を及ぼす重要な歯列不正の一つです。原因は遺伝や習慣、外傷など多岐にわたり、症状も多様です。しかし、早期に適切な診断と治療を行うことで、多くの症状を改善し、生活の質を向上させることが可能です。当院では、最新の治療技術と丁寧なカウンセリングを通じて、患者様一人ひとりに最適な治療を提供しております。開咬にお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。専門のスタッフが親身になってサポートいたします。

CLINIC

医療法人治友会
グループ院

グループ院マップ

LUX歯科・矯正歯科
瑞穂院

LUX歯科・矯正歯科 瑞穂院

〒467-0868
名古屋市瑞穂区大喜新町3丁目5−1
iiNe マルシェ北棟2F

とりい歯科

とりい歯科

〒462-0804
名古屋市北区上飯田南町5-44

グループ院マップ

Information

土日も診療!専門駐車場を完備

平日19時まで診療、土日も診療している歯医者です。
お昼休みやお仕事帰りにぜひお立ち寄りください。

診療時間
9:30-13:00
14:30-19:00
休診日
木曜・祝日
【△】
土曜:14:30〜18:00
日曜は隔週診療:9:30-13:00 / 14:30〜17:00

お気軽にご予約・ご相談ください

名古屋市瑞穂区の歯医者

専用駐車場を完備しております。

当院までの地図 当院までの地図

名古屋市瑞穂区の歯医者【LUX(ルクス)歯科・矯正歯科瑞穂院】
〒467-0868 名古屋市瑞穂区大喜新町3丁目5−1
iiNeマルシェ北棟2F

・市営地下鉄桜通線「瑞穂運動場西駅」徒歩15分
・名古屋本線/市営地下鉄名城線「堀田駅」徒歩15分

・「牛巻」バス停より徒歩7分
・「大喜」バス停より徒歩5分

・駐車場150台

CALENDER

採用
情報